メディア掲載情報

2014年12月09日

2014年12月9日『住宅新報』に紹介されました。
シノケングループ「高齢者向け」で空室対策

シノケングループが展開している「高齢者向け賃貸住宅プラン」を通じた空室対策が、順調に進んでいる。介護や生活支援サービス、食事サービスを手掛ける事業者と提携することで展開している同事業は、13年度のグッドデザイン賞(ビジネスモデル部門)を受賞しているものだが、これまでにサービス提供している福岡エリアで70室の空室を埋めた。同グループでは、「少子高齢社会が進む中、増えていく一方のニーズの取り込みを図る」としている。

並行して入居募集
1部屋単位からサービス提供できることが特徴。空室が発生した場合にこのプランをオーナーに伝え、利用の有無を確認。利用する場合は、通常の賃貸入居募集と並行して行う。入居募集を高齢者に絞らないことで、利用の間口を倍に広げるためだ。通常の賃貸入居者が決まればそのまま部屋を提供、高齢者に決まった場合はある程度のバリアフリー工事などを行い、その後は提携しているサービスを入居者(高齢者)に紹介するといった流れだ。
例えば、福岡市西区で募集中の賃貸住宅の家賃は3万7000円で、内訳は実質家賃が2万5000円、共益費2500円、運営管理費1万円といったもの。運営管理費には、24時間専門オペレーターが対応する「安心ケータイ」の費用などが含まれている。食事サービスを利用する場合には、別途料金が発生する。

賃貸経営環境が厳しい現状下でも、一人暮らしの高齢者の受け入れに難色を示すオーナーはまだまだ多いという。その大きな理由の一つが「孤立死」。その後の遺品整理など、様々な問題が生じることをオーナーは恐れている。そこで、同グループでは「安心ケータイ」のサービスと共に、その機器に入居者の日常の生活を見守るセンサーを導入することでオーナーに安心感を与えるほか、万一のために「孤立死原状回復費用保険」も付けている。この保険は、グループ会社である「ジック少額短期保険」が提供しているものだ。また、賃貸管理や施工についてもグループ会社が手掛けており、この高齢者向けサービスによる空室対策は、グループ力を最大限活用したものといえる。シノケングループでは、エリアごとに提携企業を増やしていくことで、東京など様々な地域でこの空室対策サービスを展開していく考えだ。

「サ高住」を運営
なお、同社では現在、東京で2棟、福岡で1棟の合計約300室の「サービス付き高齢者向け賃貸住宅(サ高住)」を運営している。
昨年8月に東京・ときわ台で第1号がオープン。現在、55室のうち50室が稼働している。そして、東京・高島平では全46室のサ高住を今年5月に開設しており、半年で半分程度の入居が決まった。両物件とも企業社宅を1棟ごと買い取り、コンバージョンしたものだ。

また、福岡の「アクアヴィラ香椎浜」は、昨年12月にサ高位として運営されていた物件そのものを買い取ったものだ。それまで数年間の運営でも稼働率は半分程度だった全201室の大規模物件。同グループが買い取った後は要介護者でも入居できるサービスなど、様々な付加価値を提供したという。健常者だけだったそれまでのターゲットが広がった結果、稼働率は87.5%まで上昇。年内には90%を達成できる見込みだ。

同グループでは、高齢者向け住宅のノウハウをさらに積み上げることで、同事業そのものを伸ばすと共に、空室対策としての高齢者向け住宅プランの拡大も図る方針だ。
平成26年12月9日号

2014年08月12日

『ふくおか経済』で紹介されました。
東京都内2棟目のサ高住

東京都内2棟目のサ高住

シノケンウェルネス

 株式会社シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)の介護関連事業の統括会社である株式会社シノケンウェルネス(東京都港区芝大門2丁目、同社長)は東京都板橋区新河岸1丁目の社員寮を取得後、フルリノベーションを実施し、5月よりサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「寿らいふ高島平」の運営を開始した。昨年開業した同区東新町1丁目「寿らいふ ときわ台」に続く都内2棟目、福岡市東区香椎浜3丁目「寿らいふアクアヴィラ香椎浜」とあわせて3棟目のサ高住運営となり、着実にその規模を拡大している。

「寿らいふ高島平」の居室は約16㎡で46戸、家賃、共益費、生活支援サービス費などを合計した月額費用は10万2000円から11万8000円(税別)で、介護職員の24時間常駐、生活相談サービス、状況確認(安否確認)、緊急通報システムなどのサービスが含まれている。このほかオプションとして食事(朝食300円~、昼食・夕食500円~)のサービスがある。入居時費用は敷金として家賃1カ月分(4万7000円~6万3000円)。入居対象は60歳以上となっている。

 物件の敷地面積は739.55㎡で建物は鉄筋コンクリート造6階建て、延べ床面積1800㎡。1階は、受付、食堂、談話室、大浴場(人工温泉)でデイサービスも併設、2~6階の各階は居室、浴室、ランドリールームとなっており、居室にはトイレ、洗面台、キッチン、収納、スプリンクラー、緊急呼出装置を備え、バリアフリー仕様。現在の入居は20戸で開業半年以内に8割の入居を目指すという。
東京都と粕屋町でデイサービス
アップルケア
 介護事業を展開するアップルケア株式会社(東京都港区芝大門2丁目、田島宏司社長)は東京都と粕屋町でデイサービス事業を開始した。
 東京都では、シノケングループの介護関連事業統括会社株式会社シノケンウェルネスが運営する板橋区新河岸1丁目のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「寿らいふ高島平」に併設した「アップライフ高島平」を5月1日に開業。施設の面積は約100㎡で、管理者1人、生活相談員2人、介護職員1人、看護師3人(非常勤)の計7人で運営している。定員は15人。粕屋町の「アップライフ東福岡」はシノケングループが所有し、保管庫として使用していた2階建事務所についてフルリノベーションを施し、その一部約100㎡を使って7月1日に開業。スタッフは管理者1人、生活相談員1人、介護職員3人、看護師1人(非常勤)の計6人で定員は10人となっている。

 アップルケアは2013年3月設立、資本金は1600万円、同年12月に九州支店を福岡市に開設し、現在東京と福岡で訪問介護、居宅介護事業を展開しており、シノケンウェルネスが運営するサ高住での生活支援サービスも受託している。


2014年8月号

2014年08月11日

『不動産住宅ジャーナル』で紹介されました。
「孤立死原状回復保険」など5つの特約 少額短期保険の発売開始

株式会社シノケングループ(篠原英明代表取締役)の子会社であるジック少額短期保険株式会社は、新たな家財保険「賃貸住宅生活総合保険」(生活安心総合保険)を開発、7月1日から販売を開始しています。

 生活安心総合保険は、賃貸住宅入居者向けの少額短期家財保険初のリスク型家財保険。「ワイド」「ベーシック」「エコノミー」の3つの基本補償プランと、賃貸住宅のオーナー(賃貸管理会社を含む)を被保険者として保険金請求を行える「孤立死原状回復費用保険」や「ストーカー対策費用保険」等の5つの特約から構成されています。賃貸住宅や入居者により異なる様々なリスクに対して、画一的な補償内容ではなく、リスクに応じた補償プランと特約を選択できるのが特徴です。

 5つの特約は、いずれも3つの基本補償にセットし、特約単独では販売しません。保険料は、特約1つをセットした場合、単身者世帯~ファミリー世帯の保険金額に応じて、2年間でワイドプランが1万6000円~3万6000円、ベーシックプランが1万4000円~3万2000円、エコノミープランが1万2000円~2万6000円となっています。

 「孤立死原状回復費用保険(特約)」は、賃貸住宅に入居する高齢者単身世帯の急増に伴って社会問題化している「孤立死事故」による賃貸住宅の汚損等のトラブルに対し、オーナーが行う原状回復費用を補償するもの。従来の保険では、原状回復費用保険を請求できるものは、孤立死した被保険者の法定相続人等に限定されていたため、身元が確定しなかった場合等は保険金請求者が存在せず、オーナーが費用を全額負担せざるを得ませんでした。また、結果として身寄りのない高齢者が賃貸住宅入居を希望する際の妨げともなっていましたが
、同社では「この保険によりオーナーは孤立死リスクの軽減を図ることができ、単身高齢者は賃貸入居が容易になる」としています。

 「ストーカー対策費用保険(特約)」は、賃貸入居者がストーカー被害にあった場合、防犯カメラの設置費用や警備会社のストーカー対策サービス費用等の被害防止に有効な費用を補償します。

 このほか、ペット飼育可賃貸住宅入居者向けの「ペット諸費用保険」、賃貸住宅内で発生した事故により家事従事者が負傷し、家事を営めなくなった場合にホームヘルパー(家事援助者)費用を補償する「ホームヘルパー費用保険」、地震、噴火、津波により建物が全壊し、家財も全損した場合に支払われる「地震災害費用保険」の3つの特約も販売しています。

2014年夏季特集号


2014年06月18日

『西日本新聞』で紹介されました。
孤立死対策の家財保険発売 来月、シノケン子会社

 単身高齢者が孤立死のリスクを理由に賃貸物件への入居を断られる事案をなくそうと、不動産開発販売シノケングループ(福岡市)の子会社ジック少額短期保険(千葉県東金市)は7月1日、孤立死が起きた物件の原状回復費用を家主が請求できる特約付き家財保険を発売する。

 シノケンによると、従来の家財保険も原状回復費を補償しているが、身寄りがない入居者が死亡した場合は保険金を請求する人がいないことが多い。原状回復のために家主が数十万円を負担することもあるため、単身高齢者の入居を断る問題が起きているという。

 シノケンは単身者向けの賃貸アパート・マンションの管理などをしている。入居者に入ってもらう家財保険の内容を見直し、これまでと同じ2年間1万2千円からの保険料で、家主請求の特約を付ける。他社管理物件の入居者にも販売する。担当者は「孤立死する人は全国で年間3万人いる。入居者、家主双方に安心を届けたい」としている。

2014年01月22日

『週刊経済(ふくおか経済)』で紹介されました。
香椎浜の10階建て大型サ高住を取得 シノケンウェルネス

香椎浜の10階建て大型サ高住を取得 シノケンウェルネス
全201戸


株式会社シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)の子会社で介護関連事業を手がける株式会社シノケンウェルネスは12月、東区香椎浜3丁目のサービス付高齢者賃貸住宅を取得し、「寿らいふ アクアヴィラ香椎浜」として運営を開始した。



昨年夏、東京都板橋区で運営をスタートした「寿らいふ ときわ台」に続く2件目のサ高住。場所はイオン香椎浜ショッピングセンター西側で敷地面積は3912㎡、建物は10階建て延べ床面積9426㎡。居室は25㎡タイプ150戸と50㎡タイプ51戸の計201戸で、IHシステムキッチン、ユニットバス、浴室換気乾燥暖房機、曇止めヒーター付洗面化粧台、温水洗浄付シャワートイレ、緊急コールボタン、防犯センサー、玄関ベンチなどを備えバリアフリー仕様となっている。共有設備としては、食堂、シアター・カラオケを備えたイベントラウンジ、大浴場、マッサージチェア・大型TV付の湯上りラウンジのほか、各フロアに生ごみ処理のディスポーザーを設置している。



入居対象者は、自立~要介護5までで、費用は家賃(4万6000円~10万5000円)のほか入居時に敷金1カ月分と保証会社保証料2万円、共益費7500円(1ルーム)、9000円(1LDK)、生活支援サービス費2万円~で、介護職員の24時間常駐、安否確認、生活相談、緊急コール対応のサービスが付いている。また、オプションサービスとして配食サービス(月額4万5000円)、訪問診療、訪問歯科、訪問マッサージ、介護ヘルパー、デイサービスにも対応している。


2014年1月22日号