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2023.08.01なぜ日本では夏に多く花火大会が行われるのでしょうか?

 夏の風物詩といえば、思い浮かべる方々も大勢いらっしゃるかと思います。
海外では年明けのイベントに打ち上げ花火を上げるそうです。

 もともとは疫病などで亡くなった人の慰霊を願いその時に花火をあげたのがきっかけとされています。

 花火は本来、迎え火や送り火など魂や霊を供養するもの。

 そのためにお盆前後によく見られるようです。 終戦を迎えた8月に戦争で亡くなった方たちに向けてだという話もあります。

 打ち上げ花火のはじまりは、江戸時代まで遡り、享保18(1733)年に隅田川で行われた水神祭がその由来と伝えられています。

当時関西や江戸では、飢饉・疫病の流行により、多数の死者がでていました。
 その死者たちの慰霊や悪疫退散のために水神祭が催され、打ち上げ花火が上げられたのが最初です。
その後、打ち上げ花火を見上げた際の掛け声としても知られる「玉屋」「鍵屋」などの花火師たちが多数出現し、競うように花火を打ち上げ出しました。

 それが華やかなものを好む江戸の庶民にも受け入れられ、花火の打ち上げが川開きの定番の行事として根付いていったという経緯があります。

 また、日本の蒸し暑い気候が、夜風にあたりながら花火を眺めるという夕涼みの文化として、花火大会をより根付かせました。

 こうして日本では、花火大会は夏の風物詩として多くの人に愛されているのです。

 今年は、コロナ緩和で全国各地で花火大会が開催される予定なので、ぜひ足を運んでみたいものですね。