高齢者向け住宅の市場動向・
施設から住宅へ

超高齢化社会への突入と共に、高齢者が安心して暮らせる住まいが不足している日本。
ニーズの高まるサービス付き高齢者向け住宅の現在と今後の市場についてご説明します。

超高齢化社会に突入した日本

総務省が2013年1月に発表した人口推計によれば、65歳以上の高齢者が総人口の24.3%を占めており、日本は世界に類を見ない"超高齢化社会"に突入しています。
高齢化はさらに加速し、団塊世代が65歳以上になる2015年には4人に1人が高齢者になると推計。
高齢化対策は国全体の課題になっている一方で、数少ない"成長市場"としても大きく注目されています。

超高齢化社会を向かえ、
高齢者人口が急増しています

※内閣府「高齢社会白書(2016年推計)」より

高齢者が安心して暮らせる
環境が不足

"超高齢化社会"という状況下で目下の課題になっているのが、高齢者向け住宅の不足です。
バリアフリー構造を持ち、介護・医療サービスと連携した支援が可能な高齢者向け住宅は、老人ホームなどの介護施設に比べて非常に少なく、また先進諸外国と比較しても圧倒的な不足状況にあるというのが現状です。
政府もこの拡充に取り組んでおり、そのカギとなるサービス付き高齢者向け住宅は今後10年以上にわたってニーズが見込める分野といえます。

サービス付き高齢者向け住宅 登録規定について

※国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅整備事業について」より