2014.10.09予防介護の生活ポイント
たとえば、脳血管疾患などの急性疾患を防ぐうえでは、規則正しい睡眠などのほ
か、食事を通じての栄養管理が欠かせません。
また、運動機能が低下することで「つまづき→転倒」につながりやすいことを考え
れば、毎日少しずつでも体を動かす機会が必要です。慢性疾患の悪化を防ぐには、き
ちんとした通院や服薬管理を行なっていくことも求められます。さらに、脳を活発に
動かしたり、社交性を高めることが認知症予防には効果的と言われます。その点を考
えたとき、前向きに取り組める趣味などを持つことも必要でしょう。
以上の点をまとめたとき、介護予防のポイントとなるのは、睡眠、食事、運動、通
院・服薬、趣味活動ということになります。また、これらを日常的に整えていくため
には、「とりくもう」という意欲を高めていかなければなりません。何かしら生活上
の心配事や不安があると、どうしても「とりくみ」への意欲は低下してしまうもので
す。その点では、メンタル面を悪化させるものを取り除いていくことも必要になりま
す。こうした日常生活上のさまざまな取り組み・心得について、次回から具体的に取
り上げていくことにしましょう。